ペルシャ絨毯の豆知識や壁掛けについて
ペルシャ絨毯を汚さないために気をつけたいこと
ペルシャ絨毯は一般的に家具などの下に敷かれることが多い絨毯です。多少の汚れは発生しますが、あまりにも汚れてしまうと見栄えも悪くなってしまいます。いつまでもキレイに保つために気をつけたいことがいくつか挙げられるので、どんなことに注意をすると汚れないのかお話します。
まず、それぞれの家庭によって異なりますが、小さなお子様がいる場合や来客が多い時は注意が必要です。ここで注意するポイントとしては食べこぼしや飲みこぼしです。例えばホームパーティをする時には、お酒やジュースを飲むことが多いですが、お酒やジュースはこぼすとシミになるケースも考えられます。特にジュースなどがこぼれることは良くあることだと思い、そのまま放置をしてしまうとシミになりやすく、見栄えも悪くなってしまいます。また、こぼれてしまった時の手入れとして、素材によってそれぞれ注意したいことがあります。シルクを例に挙げると、シルクを使用した絨毯にアルカリ性の洗剤を使用するのは禁物です。洗剤によるシミが発生する恐れもあるので、洗剤の成分などにも気を付けて手入れをするようにしましょう。
続いての注意点としてはペットによる汚れです。ペットによっても異なりますが、毛が抜けやすい動物やフケが発生する動物を飼っている場合では特に注意が必要です。また、生まれたばかりの子犬などはハウス以外で尿をすることも考えられます。このようにペットを飼っている家庭では絨毯が汚れるリスクも高くなるので、通常よりもこまめに掃除することが大切です。例えば毛などが抜けやすい場合は掃除機をかけるなど常に清潔な状態にしておくといいでしょう。
さらに汚さないために注意したいポイントは喫煙です。タバコにはニコチンが含まれているため、絨毯に付着するとニコチンによって黄色くなる可能性が考えられます。ニコチンが付着して黄色くなるとなかなかセルフケアでは取り除くことができません。また、ペルシャ絨毯の上で喫煙をする場合は灰を落とす可能性もあり、焦げたり、穴が空いたりすることもあります。穴が空いたりすると修理などをする必要があり、手間もかかるので、可能な限りタバコなどは避けるようにするといいでしょう。
最後に挙げる注意点は湿気の多い部屋です。湿気が多い部屋にペルシャ絨毯を置くと、どれだけいい素材を使用していてもカビなどの原因になります。特に梅雨の時期は湿気が溜まりやすいと言われており、晴れた日でもいいので定期的に風通しを良くすることが大切です。また、濡れたものを絨毯の上に置くことも素材を傷める可能性があるため、避けるようにしましょう。
ウールとシルクの特徴
ペルシャ絨毯に使用される素材はいくつか挙げられますが、その中でもウールやシルクを使用しているのが一般的です。ウールやシルクは天然素材なので高級品です。高級素材であるこの二つにはどのような特徴があるのでしょうか。
まず、ウールから説明をしますが、特徴としては水分を弾きやすいことが一つ目に挙げられます。例えばテーブルの下などに敷く場合はジュースなど飲み物をこぼす恐れもあるため、なるべく汚れにくい素材を選択したい人もいるかと思いますが、素材の中でも特にウールは水分を弾きやすいので、万が一こぼしてしまった時でもすぐに対応すれば汚れにくいと言われています。
また、暖かいのも特徴として挙げられます。ウールは特に冬に活躍をすると言われており、肌触りも良く、暖かい素材だと言われています。冬に活躍をする素材なので夏は暑苦しいのではないかと思いますが、実は夏も使用することができる素材でもあります。オールシーズン使えるので魅力的です。
続いてシルクについてお話しますが、シルクは肌触りがいいのが特徴として挙げられます。例えば絨毯の上で寝転がりたい場合、肌触りが悪い素材だと肌荒れを引き起こしたり、傷つけてしまう恐れもあります。特に敏感肌の人には重要なポイントですが、シルクなら傷つけることもないので、寝転がっても安心です。ウールとシルクにはその他にも色々な特徴があります。購入する前には特徴を知っておくことで自分に合う素材を見つけられるので、失敗しない選び方をするためにも事前に素材の特徴を把握しておくといいでしょう。
ペルシャ絨毯の壁掛けについて
ペルシャ絨毯というと家具の下に敷くイメージを持っている人が多いですが、実は下に敷くためだけの絨毯ではありません。ペルシャ絨毯はデザインも豊かなので、部屋の飾りとしても使用できます。その中でも注目を集めているのが壁掛けです。ペルシャ絨毯を壁掛けることによって、部屋の印象を変えることができます。
基本的には日本にないようなデザインが多いのもペルシャ絨毯の特徴として挙げられます。下に敷く以外にも壁に掛けて部屋の中をオシャレにすることができるため、綺麗な状態で長く保存をしたい人は壁掛けについて考えてみてはいかがでしょうか。